昨日↓の記事、「虹?」にコメントをお寄せいただいた皆さまへ。
気象学には全く無知な私は、偶然虹?を見つけて単純に喜んでいたのですが、
先ほどmt77さんから、それが虹ではなく
「水平環」と言うとのコメントを頂戴しました。
早速ネット検索して見ましたところ、
岩谷忠幸氏が「気象最前線」でお書きになっていらっしゃいましたので、
書き写させていただきます。
水平に伸びた虹のようですが、原理的には虹とは全く違います。
水平環(環水平アーク)と呼びます。
虹は太陽光が雨粒に反射して発生しますが、
水平環は氷の結晶の雲で、光の屈折して起こります。
わかりやすい違いで言うと、
虹は太陽の反対側にでき、水平環は太陽と同じ方向にできます。
高さ5千mと高度が高く、薄い雲があり、
6角柱の氷粒が同じ方向にそろって分布しているときに、
太陽光が屈折して、虹色に見えます。
見える位置としては、太陽の真下46度のあたりと決まっています。
ですから、太陽の高度がそれ以上に高くないと見ることはできません。
日暈(ひがさ)は太陽から22度の円でみえますが、
46度の外側にも日暈はできます。
外側の日暈の真下の部分で、光が強いのでよく見えることがあります。
なお、水平環は彩雲とも違います。
彩雲は巻積雲や高積雲などの雲の縁にそってみられるものです。
説明がわかりにくくてすみません。
学術的に細かく分類すよりも、
光の芸術を純粋に楽しんだほうがよいかもしれませんね。
mt77さん、ありがとうございました。