30年も前に一度だけ見た能楽はそれほど興味もなかったのですが、
その美しさが忘れられなかった能装束を今回見る機会がありました。
6月から開催されていたのですが、
ずるずると腰が上がらず最終日の朝、意を決して暑い中を横浜シルク博物館まで出かけました。
会場には50点ほど展示された能衣裳が並んでいます。
室町時代に観阿弥・世阿弥が能芸術を完成した当時から、
このような豪華で煌びやかな衣裳があったのか?
将軍義光の前でどんな衣裳で能を演じたのかなどと
と思いながらゆっくり見て回りました。
撮影禁止が残念です。
(↓は、カナコロからお借りしました)
常設展にはシルクの歴史から、製品まで展示されています。
シルク糸のえもいえぬ美しさ、上品な輝きを写すのは難しいですね。
一時間ほどゆっくり見た後、外へ出ると日本大通りは そよとした風もなく
暑い空気が重くのしかかってきます。