だらだらとした毎日を過ごした後、
ようやく更新してみようと思う気分になってきました。
小雨の日、江ノ電はアジサイ見物の人で混雑していました。
頼まれていた用事を終えて、
喧騒の長谷駅前を逸れ、静かな住宅地路地を探しながら歩きますと
出会った人は一人きり。
水の流れだけが聞こえる川沿いの小道。
何処へ出るのか歩き始めたたのですが、雨で足元が悪く引き返しました。
鎌倉最古と言われる「甘縄神明社」 (710年 和銅3年)
天照大神が祭神であることから
古来 伊勢別宮と尊称されてきたようです。
今年はお伊勢さんのご遷宮とか、ここでも祀事があるそうです。
ご祭神は
天照大神(あまてらすおおみかみ)
伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)
倉稻魂命(うがのみたまのみこと)
武甕槌命(たきみかつらのみこと)
驚いたことに
菅原道真公(すがわらみちざねこう)が祀られていました。
(倉稻魂命 武甕槌命、初めて聞く二柱です)
古を想わせる深い佇まいの奥之院。
鎌倉の見越(みごし)の崎の 岩崩(いはく)えの
君が悔ゆべき 心は持たじ
~万葉集 作者未詳~
近くには川端康成の邸宅があり、
小説「山の音」に登場する神社として書かれたということです。
喫茶店の灯りが柔らかな光りを投げかけます。