新聞や本、テレビ、パソコン 手仕事などは
目を休めるために なるべく避けているのですが、
退屈さとストレスに我慢できずに
では映画なら画面が大きいので大丈夫だろうなどと
勝手な言い訳をして恐るおそる映画館へ入ってみました。
邦画ならば途中で目が疲れても
科白を聞いているだけで想像は出来ますから。
山田洋二作品
「小さいおうち」を見ました。
物語は、取りたてて云うほどのことはないけれど
支那事変から太平洋戦争終焉までの世相を背景に
子供のころを過ごした時代の人情、風景など懐かしさに胸が熱くなってきました。
貞節な妻の心が別の男へ傾いていく、
いかにも昭和初期の女性らしい松たか子さんはなかなかの美人さん。
他の出演者を抑えての倍賞千恵子さんがいいですね~。
米倉斉加年さん、
真の主役は、最後に登場するこの方ではないのかと
思うほどの静かな迫力を感じました。
山田作品は柔らかい涙色の映画でした。
何よりうれしかったことは目を瞑ることもなく見られたことです。
夕方 バスの真正面に浮かんだ富士山に目を奪われました。
”春遠からじ” ここ数日は暖かくて助かりますね。
巷には煌びやかに雛人形が出回っていますが、
書店の棚に何気なく置かれた珍しい土雛は手も足も出ない値段。
節分寒波とか、また寒さがぶり返すようです。