テレビを見る余裕もなく子育てに夢中になっていた頃
ラジオを聞くことは楽しみの一つでありました。
そのころ、民間放送の「どこか遠くへ」という番組中で
”七円の唄” というコーナーがありました。
闊達にやや早口で話される永六輔さんと、
視聴者から寄せられた一枚の葉書を
遠藤泰子さんの温かく静かな声の朗読に
あくせくとした生活に
刺々しくなっていた気持ちはずいぶんと和らげられたことでした。
以来40年以上もファンになって聞き続けてきましたが
永さんの年齢や体調もあって
延々46年、長寿番組は昨年最終回を迎えました。
眼科クリニックに通うようになった最近は本を読むことが難しくなり
「ラジオ深夜便」 「ラジオ文芸館」 「日曜名作座」などを聞き慰めていますが
時折、お二人の絶妙な掛け合いを懐かしく思い出しています。
同じその頃
40数年もの間、お一人で語り続けた秋山ちえ子さん
「秋山ちえこの談話室」も魅力ある聞き逃せない番組でした。
(ネットから拝借しました)
大正生まれの秋山さんは98歳
お元気で活躍しておられるそうです。
因みに 葉書料金を調べてみますと
私は昭和21年 15銭からの記憶がありました。
昭和23年は銭から円にと一挙に値上がりしていますが
これは新円切り替えとやらの所為でしょうかね。