徐々に足慣らし距離を増やして中央公園へ
小さな秋が見られると思ったのに時期尚早だった。
緑が豊かに残る小道を小一時間歩き過ごす。
木陰を通る風はさすがにひんやりとして、
汗ばんだ体は生き返るようだ。
鳥や虫の声もなく、午後の公園は静寂そのもの。
やがてこの石段にも赤茶けた枯葉がかさこそと積もることだろう。
好きな石段 その頃にはまた来てみよう。
命絶えた蝉の穴が淋しい
水たまりのような池にはトンボだけが我がもの顔で飛びまわっている
公園の外もまだ夏だった。
夜、手持ち無沙汰に久しぶりに鶴を折った。