今風のおしゃれな店構えを想像すると
見過ごし通り過ぎてしまう小さなCafé。
築60年の精米店を改装したという。
道路脇の石畳の奥
ガラスの引き戸を開けると珈琲の芳醇な香りが流れ出す。
20数種の豆の中から
その日に焙煎した2種類(日替わり)がお勧め。
手作りケーキやクッキーなどがセットされた「香房パフェ」など
ここでしか味わえない自家製メニューも。
室内は物静かな女性店主の持つ雰囲気そのまま
古いテーブル椅子など調度品に
微かに流れる音楽の中で
客たちのおしゃべりはこれもまた囁くようだ。
あゝ、いいところを見つけた
やりきれないほど気が沈む時、
散歩がえりの疲れた時
退屈で時間を持て余した時など
隅に置かれた雑誌を見ながらの
一杯の珈琲は穏やかにしてくれる。
まだ三度行っただけなのに
誰にも教えたくない内緒のカフェ。
4月エイプリルフールではないのです、
ほんの少し体調や気分が優れなかっただけなのに
長いことさぼっていました。
もう この辺で腰を上げなくては
名前すら忘れられてしまうのではないかと心配になり
またぼつぼつ更新してまいります。
お気が向きました折、ご来遊いただければ幸いに存じます。