茅ヶ崎の風日記


by slowlifek
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つまらないタイピングの練習です。どうぞ通り過ぎてくださいませ。

去年の今頃は大雪に祟られた寒い日だったのに、今年はまだ雪を見ない。

何時まで経っても上達しないタイピングは、とっくに諦めてはいるのだけれど、時間を過ごすためには恰好の材料のような気がする。
目の疲れが出ると思うけれど、ぼんやりと過ぎた日を思い出しているのも辛いことなので。
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ことばの四季  荒井和生 神奈川新聞より

春は美しい言葉がたくさんあります。


 芽生え
草や木が芽を出し始める頃が「木の芽時(このめどき)」。
草木が起き出すのを「芽生(めばえ)」といい、
枝の先に冬芽が小さく芽を出す時が「芽ぐむ」「芽ざす」です。
その芽が大きくなった状態が「芽ばる」。
膨らみが目立つほどの大きさになるのが「芽だつ」です。 
こずえ全体から息吹を感じられる様子が「芽吹く」。 そして堂々と「萌(も)える」のです。
萌える時分の雨や風が「木の芽雨」 「木の芽風」です。
小さな「ほころび」から、見事に春爛漫となる「咲く」まで、芽はさまざまに表情を変えながら楽しませてくれるのです。

 ほのか
春はかすむ日が多くなりますが、この時期の日の光を「春日(かすが)」といいます。
まばゆいというより、「仄(ほの)」と呼ぶ方がふさわしいようです。
「ほの」や「ほのか」は、「それとなく」「かすか」など、くっきりしない様子を意味します。
「光ほのか」という春の季語もあります。
「ほのぼの」とは、明け方や未明などの様子や、「ほんのり」や「うっすら」の意味があります。
「ほの明かり」は、朝と夕に使うこ言葉で、ほのぼのと明ける日の出、ほんのりと暮れていく日の入りを表現します。
暮れた後の薄明かりが、「ほの暮」です。
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 春三日月
三日月は傾く角度が季節によって異なります。
春の三日月は水平に横たわり、お彼岸の頃にはまるで釣り糸を垂らす釣り船か、お酒を注がれている盃のように見えます。
昔の粋人は、のんびりとした「春三日月」を眺めて、友と一献傾けて語り合ったそうです。
ちなみに秋の三日月は春とは逆に直立して見えます。
春も秋も趣のある三日月ですが、くっきりと冴える秋に比べて、おぼろにかすむ春もまた独特の情緒があります。 日本の古くから清(さや)かなもの以上に、ぼんやりとした情感を好んできた「おぼろ文化」の国なのです。

 薄氷
もう氷を見ることもないという陽気が続いた後に、突然寒が戻り、うっすらと氷が張ることがあります。
「薄氷(うすらい)」と呼ばれる春先の氷です。
名前のと通り、薄く弱々しく、はかなく砕け散る運命にある氷です。
繊細で神秘的な模様を見せる氷で、清少納言が「泡に結べるひも」と例えた自然美の一つです。 ちなみに薄く解け残った氷のことも「薄氷(うすごおり)」 「残る氷」 「春の氷」 「残氷」という別名もあります。
春になって氷が溶ける様子を表現した言葉に「浮氷(うきごおり)」があります。

 なずむ
暮れなずむ春の夕暮れ時は、時が止まったように遅遅としてなかなか暮れようとしません。
日はいつまでも空に居続けようとします。
「なずむ」は漢字で書くと「泥む」。 泥はぬかるみなので、スムースには歩けません。
だから「泥む」にははかばかしく、とんとんと進まない。 或いは滞る、行き悩む、絡みつくなどの意味があります。
南海の国には、骨のないぐにゃぐにゃした「泥(でい)」という虫がいるそうです。 その姿からひどく酔っ払った人のことを「泥酔」と呼ぶようになったそうです。
ちなみに「泥試合」とは醜い争いのこと。

 おもむろ
春は「さえ返る」様な寒の戻りを繰り返し、長い序列を経た後に、一気に本番を迎えます。
春は「除(おもむろ)」にやってくるのです。
「おもむろ」にとは、ゆっくりという意味のほかに、「もの静か」の意味もあります。 人知れず、ひっそりとひそやかに訪れるのも春の顔です。
慌てず、騒がず、急がない。「やおら」に訪れます。
まるで千両役者のお出ましのように「待ってました!」と、万人から自然に歓迎される季節なのです。
じらすように「ぼちぼち」「そろそろ」とやってきては、目まぐるしく春の彩りを加えていきます。

 なごり雪
三月の末、春真っ盛りなのに、何故か卒業式近くになると、東京辺りでも「なごり雪」が降ることがあります。
ちらつく雪からぼたん雪までさまざまです。
昔は、打ち寄せた波が引いた後に残る海水を「余波」と書いて「なごり」 「なごろ」と読ませていました。「名残(なごり)」はこの「余波」から転じた言葉です。
「なごり」と似た言葉に「余情」 「未練」 「心残り」があります。
「なごり雪」は冬の余韻を完全に断ち切る雪です。
もう降らないだろうという意味で、「雪の果て」 「別れ雪」ともいいます。
春遅い雪国も別れ雪の時を迎えるのです。
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Commented by koneko2y at 2009-02-11 15:37
素敵な言葉を考えられた人々は
観察眼が優れていたんだと思います。
感覚が研ぎ澄まされているんですね。
Commented by infinitelight at 2009-02-11 17:17
言葉って、響きが伝わってきて、感じるものがいっぱいありますよね。
最近の生徒たち、当然知っていると思う言葉を知らなくて、
質問を受けてぎょっとします(笑)
この間も殆どの生徒が「家宝は寝て待て」って書いてあったのには
苦笑しました。

私はタイピングの最初は仕事のために、学校に行ったのですが、
その後はタイピングゲームで訓練(笑)
・・・こんなサイト見つけました(笑)
中級の「前向きになれる言葉」っていうのが面白かったです。

http://www.spitz8823.com/typing/
タイピング無料ゲームセンター
Commented by 片田舎のマダム at 2009-02-11 17:46 x
みんな同じ道で・・・とにかく打つことですか?時日が解決してくれます。
確かソフトを買って練習しました。でも最初ついたへんな癖は永久に直らないようで・・・・
Commented by 松風 at 2009-02-11 18:12 x
koneko2y さん
ありがとうございます。
日ごろは雑な言葉を使っていますせいか、忘れかけた美しい日本語が妙に興味を引きます。
この「ことばの四季」は私の大切なものの一つで、時々出しては読み返しています。
特に春と秋は、季節と共に好きな言葉が並んでいますので、お読み下さってうれしいです。
Commented by 松風 at 2009-02-11 18:21 x
infinitelightさん
ありがとうございます。
良くも悪くも言葉一つで印象が違ってきますね。
齢ばかりとっても、日常の言葉が粗雑になっていることに気がつきます。
「家宝は寝て待て」ですか、 でもきっと判らない人が多いでしょうね。

タイピングは無料ソフトで孫との競争で、何度挑戦しても完敗でした。
それ以来「ことばの四季」をお手本に、自己流で練習しているのでが、、。
タイピングゲーム中級はとても無理でしょう。
Commented by 松風 at 2009-02-11 18:26 x
田舎のマダムさん
ありがとうございます。
私はどれだけ練習しても、時日が解決してはくれません。
でも指の運動や、多少は頭も使いますから、心してお手本に忠実に練習しているのですが、、。
Commented by しろうさぎ at 2009-02-11 19:00 x
ことばの四季、松風さんの紹介してくださったものをプリントし、
歯医者さんの待ち時間にじっくり読んでいます。助かっていますよ~。

タイピング・・・、パソコン教室の始まりの頃、苦労した事思い出しました。
最初は県名やら、果物、魚の名前から・・・、懐かしいです~。
Commented by chiyoko-mimi at 2009-02-11 19:43
言葉の四季 素敵ですね
懐かしい言葉が並べられていますね。
言葉のきれいさに感動を覚えます

タイピングを練習なさっていらっしゃるのですね
凄いです。私は自己流です^^
Commented by 松風 at 2009-02-11 20:11 x
しろうさぎさん
ありがとうございます。
プリントアウトしてまで読んでくださってうれしいです。
新聞記事をそのまま載せているだけですが、これもタイピングの訓練と思って、気が向いた時だけぽちぽちやっていますが、永遠の課題ですね。

歯医者さんへ行ってらっしゃるんですね。私も来週から通います。

Commented by 松風 at 2009-02-11 20:15 x
chiyoko-mimiさん
ありがとうございます。
普段の生活では必要ない言葉になってしまいましたが、美しい言葉は、耳にもやさしく響くものですね。

タイピングは何時まで経っても上達しなくて、孫に叱られますが、練習しないよりはいいかなという程度のことです。
Commented by 梓の小鳥 at 2009-02-12 03:53 x
コメント、 とっても嬉しかったです!
有難うございました。

日本の四季・・・それぞれ美しい言葉で表現されてますね。 日本語の深さ、 美しさを改めて感じました。。

タイプは若い時に徹底して習わされたので (笑)、 キーボード見ない打ち方に慣れてたのですが、 今回指の骨折をして 初めて右手だけのタイピングを経験しました。 これまでは指が覚えていたキーボードなので 左手分は見ないと打てないんですよね。 タイプは目も疲れるものなのだ、 と初めて知りました。 (苦笑)

頑張って下さいね ♪
Commented by 松風 at 2009-02-12 10:58 x
梓の小鳥さん
お出でくださってありがとうございます。
ようやく送信できましたので、これから時々お邪魔させてくださいね。

タイピングは何年経っても上達しないので、嫌気が差しているのですが、
「ことばの四季」は美しい日本語が並んでいますので、とても重宝な練習材料と思っています。
Commented by andante61 at 2009-02-12 14:51
日本語の美しい言葉、最近は使うことが少なくなりましたね。
日常の会話の中で、もっと意識して使えばいいのでしょうが。
タイピング、松風さんは頑張っていらっしゃいますね。私は
いつまでたっても上手になりません。
時間ばかりかかります。
Commented by 松風 at 2009-02-12 17:40 x
andante61さん
いつもありがとうございます。
殆どが使われなくなった言葉ですが、美しさや懐かしい思いもあって、練習に使っています。
いい加減な練習ですから、上達は無理でしょう。
指を使うことは、老化予防の一つでもあるそうですから、気休めにしているだけです。
Commented by kiy1e at 2009-02-12 18:32
タイピング頑張っていられますね。
目が疲れたら・・・
海へ出かけましょう~水平線が目を癒してくれるでしょう~^^
Commented by 松風 at 2009-02-12 20:41 x
kiy1e さん
ありがとうございます。
毎日頑張っているわけではないんですよ。
気が向いた時、きれいな言葉を利用して、ちょっとだけ指を動かしているのです。

海は目も心も癒してくれますね。
Commented by こりす at 2009-02-12 23:55 x
今晩は~
タイピングの練習とは言え、こんなに沢山の文章を
打ち込むだけでも大変だと思います。

「ことばの四季」7題有りますが、何だか歌の題名とか
歌詞に出て来そうな言葉ばかりですね。


Commented by fuchan_k at 2009-02-13 00:09
タイピングの勉強をされる松風さんを尊敬します。
パソコンを始めるに当たって娘から「此処に親指をおいて」などと
指導を受けましたが、柔軟さを欠いた指先は言うことを
聞いてくれません。
ですから、親指と人差し指だけを使って、ウロウロしながら打ちます。
スピードなんか出るはずもなく、いつまで経ってもピッポッパです(笑)

春のことば、本当に美しいですね。
見せて頂いた時は感心するのですが、すぐに忘れて
荒っぽい言葉使いの日常に成り果てます。
Commented by suirenn2 at 2009-02-13 09:32
素晴らしい言葉が並びましたね。
こういう言葉に触れると、日本人の感性の豊かさ、自然に向ける繊細さに改めて驚かされます。
本当は「驚かない」で、普通に受け取れるといいのですが、私達の日常からそういう豊かさが消えていますね。
「春三日月」・・・・興味深く拝読しました。
今度、気をつけて見てみることにしましょう。
これだけタイピングなさる松風さん、感服、敬服です。
ありがとうございました。
Commented by 松風 at 2009-02-13 09:47 x
こりすさん
おはおうございます。
練習というと大げさに聞こえますが閑なときの、退屈しのぎですからなかなか上達しません。
今はとにかく間違えないように打つことで精一杯です。

日常使わない美しい言葉は、練習にぴったりですね。
ありがとうございます。
Commented by 松風 at 2009-02-13 09:55 x
fuchan_k さん
ありがとうございます。
指を使うことは、脳の衰えを予防することに役立つそうです。
多少は頭を使いますからね。
気まぐれに打つことで、衰えが数時間延びたかな、、、などと勝手に思い込んでいるのです。(笑)
日常生活でこんな言葉を使っていたら、会話になりませんよね。
憧れの言葉です。

何でも健康のために、頭の体操にと結びつけて生活するのも、疲れることですね。

Commented by 松風 at 2009-02-13 10:04 x
suirenn2 さん
おはようございます。
今は死語に近い美しい言葉を集めた”ことばの四季”ですが、日常では使われないだけに憧れと懐かしさとで読んでいます。

タイピングは指を動かすことで、衰えていく脳力を数時間でも防げればと
思っているのですが、如何せん忘れることが多くて困っています。
気まぐれのタイピングもしないよりはいいかなと思いながら、、、です。
Commented by ひまわり at 2009-02-14 21:49 x
こんばんは。
ことばの四季・・・日本語の美しさ
松風さんのお陰で、少しでも勉強する事ができてうれしいです。
タイピングの練習とは云え、これだけの文章を
打ち込むのは大変だったでしょうね。おつかれさまでした。
Commented by 松風 at 2009-02-15 09:54 x
ひまわりさん
おはようございます。
日常では、もう使うこともない優雅な言葉に和むような気がして、書き写しておきました。
お気に入っていただければうれしいです。

私のタイピングは、指の位置も適当に変えて打っていますから、ミスを失くす努力の方が大変です。
指を使うことは、脳のためによいとされていますが、悲しい努力のような気がします。

Commented by 片田舎のマダム at 2009-02-15 10:45 x
 おはようございます。お元気でしょうか?老人K・Sさんのところの最後に雑感を書き込ませていただいたのでしたが、お目に留まらないかもと・・・・
こちらにもお邪魔しました。春はこれからですが・・・心ときめかせていい春を待ちましょう!!朝夕の気温の変化にご自愛くださいね。
Commented by 松風 at 2009-02-15 12:03 x
片田舎のマダムさん
早速これから拝見します。
お出でくださってありがとうございます。
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by slowlifek | 2009-02-11 11:18 | 言葉 | Comments(26)