何度申し込んでも当たらない市の文化講座ですが、
今回は先着順ということでしたから、
申込み初日は朝9時1分に電話でOKを取りました。
講師は地元高校の先生、教室で生徒を相手にしているように明るくきびきびとした講義は
世代を超えた受講者を飽きさせません。
平家物語の中でも よく知られている敦盛と熊谷次郎直実のくだりを
情感豊かにわかりやすく解説しながらの2時間でした。
平家物語の作者は不明と聞いていたのですが、
これは諸説あるようで、最古のものは吉田兼好の『徒然草』の中で、
信濃前司行長(しなののぜんじ ゆきなが)が平家物語の作者であり、
盲目の僧 生仏(しょうぶつ)に教えて語り手にしたとする説があるということを知りました。
この手の講習では、大抵眠気に襲われるのですが、
お人柄も 講義を進める技もあるのでしょうか。
偶には昔を思い出しながら、こんな講義を聞くのも新鮮で、すっきりとした気分になります。
会場前の中央公園へ入ってみました。
まだ寒々としていますが、桜の蕾が大きくなって時期を待っているようです。
梅や椿が少ない公園でした。0