鎌倉の中心地の混雑を避けて、
ずっと以前、一度だけ行った静かな龍寶寺へ行く。
大船駅からわずかな距離なのだが、蒸し暑い時期で体調を心配してバスに乗る。
思った通り、静かなことこの上なし。
わずかに隣接する幼稚園のピアノの音が聞こえる程度。
1503年,建立。
度々の火災で建物自体はそれほど古くはないが、
山門だけは焼却を逃れたとか。
境内はよく手入れされて、濃い緑の中で森閑としている。
チリ一つない石畳みが続く。
掃除中の本堂の中を見せてもらう。
本堂の前に一本のインドハマユウが咲いている。
玉縄北条氏の供養塔。
この塔は田地に建っていた頃、いつも塔が倒れていて、
誰かが直してもすぐに倒れているので、土地の人は「ぶっけり仏」と呼んでいたとか。
何だろう、聞こうにも人の姿はない。
アジサイ 菖蒲が終りに近い。
季節限定の鎌倉みやげ。