見たいと思った「凱旋門」はチケット完売とのこと。
それではと隣駅前の映画館で「くちづけ」を見ました。
10年ほど前、新聞の片隅に載った事件の小さな記事が基になっているとのことです。
単なるコメディでも、ふんわり優しい気持ちになれるだけのヒューマンものに留まらず
障害者を取り巻く問題山積の現実を突きつけられます。
天使のような心を持つマコは、なぜ死ななければならなかったのか。。。。。
障害ある人を家族に持つことの苦悩や愛情がややオーバーに感じましたが
重厚な俳優がカバーしているのでしょう。
竹中直人 宅間孝行 嶋田久作 麻生祐未 平田満
ピュアの言葉はこの人たちのためにあるのでしょうか。
7歳のまま心の成長が止った純粋な女性を演じる貫地谷しほりさんは
初めて見る人ですが、その懸命な演技に引き込まれます。
前半は笑い、後半は見ることに苦しく涙が溢れ
映画館でハンカチを濡らしたのは初めてのことでした。