いつもの道を一本横に逸れて歩くと 直ぐに「ここは何処?」状態になりました。
何町なのか 人っ子ひとり、ネコの子いっぴきいない狭い道。
屋敷を囲む竹塀はそれほど古くはないようです。
古い屋根、物音もないこの家に住むはどんな人なのか、
しばし立ち止まり想像を巡らします。
土蔵だけが新しくなっています。
右へ曲がってみよう、、、
人の気配はありません。
鬱蒼とした木々に囲まれ、かってはさぞかしと思われる屋敷跡。
厳めしい門の中は空き家らしい
いずれは売り払われるのでしょうが。
何処を歩いているのか、ますます解らなくなります。
いい加減な見当をつけて更に右の道へ
ここにも人の姿は全く見えません。
朽ちかけた様な家は防犯上危険ではないのかしら、、、、
風が出て来たようで、道の両側に立つ木がさわさわと音を立て始めました。
この道を真っ直ぐ行けば広い道に出るはずと早足で進みました。
バス通りではないけれど、人が通りそうな道で見たものは「とこや」さん
店は開けているのでしょうか。
大した距離ではないのに、ぐるぐると歩き廻りようやく位置関係が解った3時間です。