大きなものあり、指の先ほど小さなものあり、
色も形もばらばの梅が届きました。
山梨では「青梅の塩昆布漬け」という漬物が
当たり前のように作られているらしいのです。
山梨に住んで20年にもなる娘は
知人からいただいて初めて知ったと笑っています。
山梨県人である姑さんは作らなかったのでしょう。
「美味しかったからお母さんもネット検索して試してみて」と。
6日後
見たことも聞いたこともない梅の漬物
色が変わり、中は柔らかくとろりとりとして
こんなものでいいのか 失敗なのかそれも解りませんが
腹痛で119番することもなかろうと恐る恐る口にしてみました。
塩こんぶがたっぷり入っただし醤油の味はいいけれど
おいし~い!とは言えないような梅
面倒でも裏ごしして調味料代わりになるかもしれません。
母が作っていたあの小梅の砂糖漬けを無性に食べたくなった。
胸が締め付けられる思いです。
終戦目前の昭和20年6月
幼馴染の父上は戦艦大和と共に
最期を遂げられました。
戦後になってひっそりと挙げられた葬儀には当然ご遺骨もなく、
4人の子供を抱えた痛々しい母上の姿が思い出されます。